【オーパス・ワン について】
オーパス・ワンは、ボルドーの第1級格付けシャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロートシルト氏と、カリフォルニアワインの巨匠、ロバート・モンダヴィ氏という2大巨頭が、長年の思いを形にさせたと言われるまさに"夢のようなワイン"です。
ワイナリーはカリフォルニア州ナパヴァレーのオークヴィルに位置しています。オークヴィルは名門ワイナリーがひしめくナパヴァレーの中心部で、朝方まで濃霧が発生する一方、夏は30度を超えるなど昼夜の寒暖差が非常に大きな地域です。これはブドウにとって理想的な気象条件のひとつであり、ナパヴァレーが一躍偉大な赤ワインを生み出す銘醸地に名を連ねることとなった所以でもあるでしょう。
「オーパス・ワン」とは音楽用語で『作品番号1番』という意味で、「1本のワインは交響曲、1杯のグラスはメロディのようなもの」という2人の思いが込められた名前と言われています。
オーパス・ワンで生産されるワインはボルドースタイルで、カベルネ・ソーヴィニヨン主体の濃厚な赤ワインで、アルコール度数の高い、長期熟成型のワインが造られます。1984年のリリースまもなくして、高級ボルドーワインに引けを取らない注目度となったオーパス・ワンは、2000年代初頭より価格が高騰の一途を辿り、瞬く間に世界に名を馳せるプレミアムワインの仲間入りを果たしました。
【オーパス・ワン2012 の特徴・評価】
象徴的な2012年のオーパス・ワンは、カベルネ・ソーヴィニヨン79%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド6%、メルロー6%、マルベック2%をブレンドし、フレンチオークで18ヶ月熟成させています。 上品で複雑、上品で風味豊かな2012年のオーパス・ワンは、香ばしいオークとクレームドカシスの香りが特徴です。 ムートン・ロートシルトのスタッフによって作られたこのポイヤックスタイルのワインは美しさそのものです。 彼らはワインの品質を向上させ続け、素晴らしい世界クラスのワインを生み出したようです。 2013年はこれを上回るかもしれないと想像していますが、間違いなく、この2012年はオーパス・ワンの中でも素晴らしいヴィンテージのひとつとなるでしょう。酸味、タンニン、アルコール、木のすべてがシームレスがバランスよく織り交ざった集大成が美しいフルボディのワインとして仕上がっています。この先25~30年は飲み続けられるはずのクオリティです。
オーパス・ワン2012 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:96点
飲み頃:2017 - 2045
最終試飲日:2015/12/31
【オーパス・ワン2018 の特徴・評価 】
非常に深いガーネットがかった紫色の2018年オーパス・ワンは、明るく大胆なボイセンベリー、温かいカシス、熟したジューシーなブラックプラムのノートに加え、ライラック、ウーロン茶、シナモンスティック、耕した土、黒トリュフの新たなニュアンスがグラスから飛び出します。 ミディアムからフルボディに変化する味わいは、しっかりとした骨格のあるタンニンと素晴らしいフレッシュさによって支えられた、歯ごたえのある黒系果実の層がしっかりと絡み合って詰まっており、最後に高揚したフルーティさと長い余韻のミネラル香を残します。
オーパス・ワン2018 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:98点
飲み頃:2024 - 2058
最終試飲日:2021/2/27
【オーパス・ワン2019 の特徴・評価 】
ワインメーカーのマイケル・シラッチ氏は、通常、ブレンドはヴィンテージ後の1月か2月に完成するとコメントしています。 2019年を迎えた今年、彼はまだブレンドを調整中だが、これが「最終ブレンドにかなり近い」とのことです。深いガーネットがかった紫色をした2019年のオーパス ・ワンは、黒い果実、モレロチェリー、桑の実、新鮮なブラックカラントの香りに加え、甘草、しおれたバラ、四川胡椒、鉄鉱石の香りがグラスから次々に表現されてきます。 フルボディの味わいには、ジューシーな黒、青、赤の果実が詰まっており、ビロードのようなタンニンと背景のフレッシュさに囲まれ、しっかりとした土のようなミネラル香で終わります。 樽サンプルとしてテイスティングしたところ、これはまさに素晴らしいオーパス・ワンが作られつつあります。(次の試飲でしっかりとした評価が書けるでしょう。)
オーパス・ワン2019 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:(97 - 99)点
飲み頃:to be confirmed
最終試飲日:2021/3/19
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