シャトー・ラトゥール について
シャトー・ラトゥールは、ロバート・パーカー氏曰く「世界で最も凝縮感のある豊かで、フルボディなワインの1つ」と表現され、ボルドーの格付けシャトーにおいても最も力強い荘厳なワインという印象を確固たるものにしています。シャトーの名前でもある『ラ・トゥール(塔)』は、14世紀のか暫く続いた戦争の最中に建設され、敵から身を守るために使用された要塞でした。長らくシャトーのシンボルとしてラベルに刻まれ、今日に至ります。ジロンド川沿いに多くの畑を要するラトゥールは、優れたカベルネ・ソーヴィニヨンを育てる最高のテロワールの恩恵を受けながらも、それに甘んじることなく、常にワインを生み出すために革新的な改革を導入するなど品質向上に向けた努力を日々惜しまないシャトーです。10年ほど前からヴィオデナミ農法を取り入れたり、巨額の資金を投じて醸造施設や機械を一新しました。また長らく続くボルドーのプリムール販売から脱却するなど、伝統からの変化を恐れることなく改革を施し続けています。
シャトー・ラトゥール2008 の特徴・評価
94%カベルネ・ソーヴィニヨン、5% メルロー、0.75% カベルネ・フラン、0.25% プティ・ヴェルドで構成された 2008 年のラトゥールは、中程度から濃いガーネット色をしており、中国の五香辛料、葉巻、サンダルウッド、乾燥させたバラの香りが官能的にグラスから次々と漂ってきます。 そして温かいカシス、黒い森のケーキ、チョコレートミント、燻製肉の中心に、黒オリーブとガリーグの香りが漂います。 ミディアムからフルボディで、味わいは中央でたっぷりとした黒系果実と美しい赤い果実のスパークがよく持続し、風味豊かなニュアンスとしっかりとした粒状の骨格が重なり、芳香とフレッシュさのバッグで終わります。
ワイン・アドヴォケイト:95点
飲み頃:2019 - 2044
最終試飲日:2019/4/19
ラトゥールのワインを見る