シャトー・ラトゥール について
シャトー・ラトゥールは、ロバート・パーカー氏曰く「世界で最も凝縮感のある豊かで、フルボディなワインの1つ」と表現され、ボルドーの格付けシャトーにおいても最も力強い荘厳なワインという印象を確固たるものにしています。シャトーの名前でもある『ラ・トゥール(塔)』は、14世紀のか暫く続いた戦争の最中に建設され、敵から身を守るために使用された要塞でした。長らくシャトーのシンボルとしてラベルに刻まれ、今日に至ります。ジロンド川沿いに多くの畑を要するラトゥールは、優れたカベルネ・ソーヴィニヨンを育てる最高のテロワールの恩恵を受けながらも、それに甘んじることなく、常にワインを生み出すために革新的な改革を導入するなど品質向上に向けた努力を日々惜しまないシャトーです。10年ほど前からヴィオデナミ農法を取り入れたり、巨額の資金を投じて醸造施設や機械を一新しました。また長らく続くボルドーのプリムール販売から脱却するなど、伝統からの変化を恐れることなく改革を施し続けています。
シャトー・ラトゥール2013 の特徴・評価
2013年のラトゥールはカベルネ・ソーヴィニヨン95.2%、メルロー4.4%、プティ・ヴェルド0.4%のブレンドで構成されています。キルシュトルテ、煮込んだプラム、桑の実、 スグリのゼリー、そして鋳鉄製の鍋の香りが感じられます。そしてエレガントなスタイルのミディアムボディの味わい (アルコール 13%) は、濃厚な赤と黒のベリーのジャムの層で口を満たし、進化したソフトな質感のタンニンとよくまとまったフレッシュさによって縁取られ、長くスパイシーな余韻が続きます。 このヴィンテージには、ラトゥールの優れたヴィンテージのような力強さや骨格はありませんが、優雅に熟成しており、まだ多くの目に見える果実味と十分な層を備えており、今飲んでも確実に美味しいです。 このスイートスポットの段階は、ワインが成熟のピークに達するプラトーに達するまで、さらに 5 ~ 7 年間続く可能性が高く、さらに 15 年以上持続するでしょう。
ワイン・アドヴォケイト:93点
飲み頃:2021 - 2041
最終試飲日:2021/3/23
ラトゥールのワインを見る
同価格帯の他の商品を探す