シャトー・オー・ブリオン について
数ある格付けシャトーの中でも非常に長い歴史をもつシャトーが、シャトー・オー・ブリオンです。その歴史は古く1533年にまで遡ります。古くからポンタック家に所有され、ぶどう栽培を始めたことをきっかけに様々なファミリーに受け継がれながらペサック・レオニャン地区において紛れもないトップの座を手に入れることになるのです。
1855年に制定されたメドックの格付け中でシャトー・オー・ブリオンは唯一右岸地区から格付けに選出されました。150年以上が経った今でも、それは変わることなく唯一無二の右岸シャトーとして、そして第1級格付けシャトーとして61シャトーの中にその名を連ねています。
シャトー・オー・ブリオン2000 の特徴・評価
ボルドーのシャトーでボトルを試飲したところ、2000年のシャトー・オー・ブリオンがパーフェクトな状態且つ魅力的であったことに私は特に驚きもしませんでした。 香りはただただ息をのむほどで、典型的なオー・ブリオンの活気に満ちた赤いベリーの果実、ローストしたハーブ、砂利、暖かい夏の日のテラコッタのタイル...それはただ、最もストイックな人でも涙を誘うような、うっとりするような香りと喜びの波が次々と押し寄せてくるだけです。 味わいはパラダイスのようなバランス、完璧な酸味、おそらく私が味わったこれまでのボトルよりもスパイシーで、この傑出したワインの深みと次元を示しています。 フィニッシュに残るグラファイトの香りは、あたかもファースト・グロースに鼻をつまむかのように、ポイヤックへの生意気なアピールのようです。なぜなら、シャトー・ラトゥールと並んで、実はオー・ブリオンも、このミレニアムの年において最も偉大なボルドーのひとつだからです。
ワイン・アドヴォケイト:99+点
飲み頃:2020 - 2060
最終試飲日:2014/11
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