シャトー・オー・ブリオン について
数ある格付けシャトーの中でも非常に長い歴史をもつシャトーが、シャトー・オー・ブリオンです。その歴史は古く1533年にまで遡ります。古くからポンタック家に所有され、ぶどう栽培を始めたことをきっかけに様々なファミリーに受け継がれながらペサック・レオニャン地区において紛れもないトップの座を手に入れることになるのです。
1855年に制定されたメドックの格付け中でシャトー・オー・ブリオンは唯一右岸地区から格付けに選出されました。150年以上が経った今でも、それは変わることなく唯一無二の右岸シャトーとして、そして第1級格付けシャトーとして61シャトーの中にその名を連ねています。
シャトー・オー・ブリオン2011 の特徴・評価
ヴァランドローでの垂直ワインテイスティングのヴィンテージ比較としてブラインドでテイスティングしたところ、2011 年のオー ブリオンは常に優れたペサック レオニャンであったが、最近の出会いでは 2012年程のポテンシャルはないことがわかってきました。豊富なダークチェリーで満たされた優しく愛撫するようなブーケを持ち、そしてラズベリーの果実、サドルレザーのタッチ、そしてオークの香りから出てくるダークチョコレートの継ぎ目。これをこなれさせるにはさらに時間が必要です(とはいえ、何年もボトルのまま置いておく必要があるオー・ブリオンではありません)。 味わいはミディアムボディで、きめ細かいタンニンがあり、優しい口当たりです。 非常にバランスが取れているが、フィニッシュでオークの香りが強すぎるかもしれませんが、率直に言ってその必要はなさそうです。 しかしながら、これは古典的なペサック・レオニャンであり、より野心的な最近のヴィンテージと比較すると、おそらく「穏やかな態度」で少し保守的ですが、それでもその品格と血統に疑いの余地はありません。
ワイン・アドヴォケイト:94点
飲み頃:2021 - 2045
最終試飲日:2017/3/2
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