シャトー・ペトリュスについて
シャトー・ペトリュスは、ボルドーの右岸地区ポムロールに位置する、小規模なワイナリーながらその知名度はボルドーワインの中でも群を抜くもので、高級赤ワインのひしめくボルドー地方の最高峰とも言われ、また時に世界最高峰の赤ワインとの異名を持つほどです。プリムール販売では『最も高値で取引されるワイン』と業界内外から称えられる名実ともに伝説的なワインなのです。過去ワイン・アドヴォケイトを始めとする著名ワイン評価誌で軒並み100ポイントを連続して叩き出すなど、他に類を見ないボルドーワインの最高峰ワイナリーと成り上がったペトリュスは、グランヴァンの代表格と言っても過言ではないでしょう。ペトリュスの伝説の始まりのひとつは、ボルドーの大手ネゴシアンであるムエックス社が1962年にオーナーとなった時から始まっています。ムエックスはポムロールの恵まれたテロワールの中でも特異な土壌を持つペトリュスのエッセンスを存分に引き出し
そのメリットを最大限に活かした栽培と醸造を、最高のチームで取り組んできました。拘り抜いた栽培と醸造の先に、低迷期を乗り越え世界最高峰のメルローと崇められるペトリュスの完成型が誕生したのは言うまでもないでしょう。現在もその超越した存在感と神がかったクオリティは、毎ヴィンテージ、ワインのプロやファンたちを唸らせ続けています。
シャトー・ペトリュス1983 の特徴・評価
雑草のような、草のような、植物的な香りが、お茶、土っぽいチェリー、そしてほんのりとした甘草の香りと混ざり合い、香りとアタックにすべて表れています。口に含むとミディアムボディのワインで、後味には非常に硬く渋いタンニンが現れ始め、この数年でタンニンはますます弱まってきています。
シャトー・ペトリュス1983の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:86点
飲み頃:データなし
最終試飲日:2003/1/1
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