ドン・ペリニヨン について
ドン・ペリニヨンは、シャンパーニュの地で偶然にも瓶内二次発酵され生まれたスパークリングワインの生みの親である修道士、ドン・ペリニヨン氏にちなんで名付けられた、老舗ドメーヌです。シャンパーニュの中でも長期の熟成を経て生み出されるヴィンテージ・シャンパーニュの草分け的存在で、一番下位ランクでも最低8年の熟成を要すると言われています。昔から素晴らしい作柄と認められたヴィンテージ以外はワインのリリースをせず、そのクオリティの高さと一貫した生産スタイルで瞬く間に国内外に熱烈なファンを増やしてきました。歴史に名を馳せるルイ14世もヴェルサイユ宮殿で愛飲されたという逸話は有名なものです。ドメーヌの誇る最上級の畑から収穫されたピノ・ノワールとシャルドネだけを単一年のみ使用するという独自のスタイルを長く貫き続け、今なお世界中から愛されるシャンパーニュとして知られています。
ドン・ペリニヨン2009 の特徴・評価
2009年のドン・ペリニヨンは、一番最初にグラスからふわっと香る香りがとても魅力的で、続いて新鮮なブリオッシュ、緑の洋梨、ワックス状の柑橘類の皮、ヨード、そして微妙にオートの香り新鮮なブリオッシュ、緑の洋梨、ワックス状の柑橘類の皮、ヨードのブーケが混ざり合って表現されます。ミディアムからフルボディ、幅広で肉厚なワインで、このキュヴェの歴史の中で最も長く熟成させたワインであるのにもかかわらず、豊かでテクスチャーがあり、優れた凝縮感と生き生きとした酸を備えています。 今年初めに書いたように、このワインはオープンで包み込むようなワインだが、十分なエネルギーとストラクチャーもあり、この先だんだんと研ぎ澄まされていくことで、とても良い状態で中期熟成されていくであろうことに大いに期待できます。
ワイン・アドヴォケイト:93点
飲み頃:2019 - 2039
最終試飲日:2020/4/10