ドン・ペリニヨン について
ドン・ペリニヨンは、シャンパーニュの地で偶然にも瓶内二次発酵され生まれたスパークリングワインの生みの親である修道士、ドン・ペリニヨン氏にちなんで名付けられた、老舗ドメーヌです。シャンパーニュの中でも長期の熟成を経て生み出されるヴィンテージ・シャンパーニュの草分け的存在で、一番下位ランクでも最低8年の熟成を要すると言われています。昔から素晴らしい作柄と認められたヴィンテージ以外はワインのリリースをせず、そのクオリティの高さと一貫した生産スタイルで瞬く間に国内外に熱烈なファンを増やしてきました。歴史に名を馳せるルイ14世もヴェルサイユ宮殿で愛飲されたという逸話は有名なものです。ドメーヌの誇る最上級の畑から収穫されたピノ・ノワールとシャルドネだけを単一年のみ使用するという独自のスタイルを長く貫き続け、今なお世界中から愛されるシャンパーニュとして知られています。
ドン・ペリニヨン1998 の特徴・評価
予想より力強いヴィンテージの1998年ドン・ペリニヨンはミディアムボディで、レモンオイル、オレンジの皮、ブリオッシュの香りとピリッとしたフレーバーを、リッチに表現しています。1993年や1992年のどちらよりもはるかに優れています。1971年のドン・ペリニヨン・ロゼが今(2005年現在)でも素晴らしい飲み心地であるのと同時に、最近試飲した1969年と1970年のドン・ペリニヨン (マグナム) もまたどちらも大変素晴らしかった。これはつまりドン・ペリニヨンがいかに長命なシャンパーニュであるかを実感させられます。 製造は機密ですが、世界のほとんどの高級ホテルやレストランでドン・ペリニヨンが入手できるため、ドン・ペリニヨンのケースは数十万ケースあるはずです。
ワイン・アドヴォケイト:92点
飲み頃:記載なし
最終試飲日:2005/12/26