シャトー・ラトゥール について
シャトー・ラトゥールは、ロバート・パーカー氏曰く「世界で最も凝縮感のある豊かで、フルボディなワインの1つ」と表現され、ボルドーの格付けシャトーにおいても最も力強い荘厳なワインという印象を確固たるものにしています。シャトーの名前でもある『ラ・トゥール(塔)』は、14世紀のか暫く続いた戦争の最中に建設され、敵から身を守るために使用された要塞でした。長らくシャトーのシンボルとしてラベルに刻まれ、今日に至ります。ジロンド川沿いに多くの畑を要するラトゥールは、優れたカベルネ・ソーヴィニヨンを育てる最高のテロワールの恩恵を受けながらも、それに甘んじることなく、常にワインを生み出すために革新的な改革を導入するなど品質向上に向けた努力を日々惜しまないシャトーです。10年ほど前からヴィオデナミ農法を取り入れたり、巨額の資金を投じて醸造施設や機械を一新しました。また長らく続くボルドーのプリムール販売から脱却するなど、伝統からの変化を恐れることなく改革を施し続けています。
シャトー・ラトゥール2005 の特徴・評価
2005 年は非常に乾燥し、暖かく晴れたヴィンテージで、ボルドーの一部の地域ではブドウにストレスを与えたヴィンテージとなりました。 今年は9月26日から10月6日まで収穫され、タンニン(IPT)レベルが非常に高かった。 2005年ラトゥールは、87% カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローとプティ・ヴェルドで13%がブレンドされています。 このテイスティングの最大の驚きは、これまでワインは比較的閉じている陰気な印象だったが、今日のワインはその個性が出始めていることでした。そして驚くべきことに中程度から濃いガーネット紫色で、新鮮なブラックカラント、チョコレートで覆われたチェリー、ブラックラズベリーの核を中心に、バラやスミレの挑発的な花の香りで始まり、肥沃なローム、未燻製の葉巻、紅茶の香りが漂います。 ミディアムからフルボディ、しっかりしていて粒状で、筋肉質な果実が詰まっており、花の香りがきっかけとなり、非常に長く風味豊かな後味を持っています。2005年のヴィンテージは12,000ケースが作られました。
ワイン・アドヴォケイト:98+点
飲み頃:未記入
最終試飲日:2019/3/1
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