シャトー・ラトゥール について
シャトー・ラトゥールは、ロバート・パーカー氏曰く「世界で最も凝縮感のある豊かで、フルボディなワインの1つ」と表現され、ボルドーの格付けシャトーにおいても最も力強い荘厳なワインという印象を確固たるものにしています。シャトーの名前でもある『ラ・トゥール(塔)』は、14世紀のか暫く続いた戦争の最中に建設され、敵から身を守るために使用された要塞でした。長らくシャトーのシンボルとしてラベルに刻まれ、今日に至ります。ジロンド川沿いに多くの畑を要するラトゥールは、優れたカベルネ・ソーヴィニヨンを育てる最高のテロワールの恩恵を受けながらも、それに甘んじることなく、常にワインを生み出すために革新的な改革を導入するなど品質向上に向けた努力を日々惜しまないシャトーです。10年ほど前からヴィオデナミ農法を取り入れたり、巨額の資金を投じて醸造施設や機械を一新しました。また長らく続くボルドーのプリムール販売から脱却するなど、伝統からの変化を恐れることなく改革を施し続けています。
シャトー・ラトゥール2009 の特徴・評価
深いガーネット色をした2009年のラトゥールは、大胆なブラックカラント、ブラックチェリー、温かいプラムのノートに加え、杉の胸、アニス、牛肉のしずく、トリュフ、タプナードのニュアンスと、耕された黒い土の香りがあり、堂々とした若々しさを感じます。 口に含むとしっかりと凝縮していて力強く、超熟した粒状のタンニンと素晴らしいフレッシュさの岩のように堅い骨格を持ち、非常に長く素晴らしくミネラル感のある余韻を持ちます。 まだまだ若く、成熟するまでには長い時間が必要です。
ワイン・アドヴォケイト:100点
飲み頃:2022 - 2080
最終試飲日:2019/3/15
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