シャトー・オー・ブリオン について
数ある格付けシャトーの中でも非常に長い歴史をもつシャトーが、シャトー・オー・ブリオンです。その歴史は古く1533年にまで遡ります。古くからポンタック家に所有され、ぶどう栽培を始めたことをきっかけに様々なファミリーに受け継がれながらペサック・レオニャン地区において紛れもないトップの座を手に入れることになるのです。
1855年に制定されたメドックの格付け中でシャトー・オー・ブリオンは唯一右岸地区から格付けに選出されました。150年以上が経った今でも、それは変わることなく唯一無二の右岸シャトーとして、そして第1級格付けシャトーとして61シャトーの中にその名を連ねています。
シャトー・オー・ブリオン2014 の特徴・評価
2014年のオー・ブリオンは、9 月 11 日から 10 月 10 日の間に収穫されたメルロー 50%、カベルネ・フラン 11%、カベルネ・ソーヴィニヨン 39% のブレンドで、1 ヘクタールあたり 42.9 ヘクトリットルで収穫され、70% の新樽で熟成されました。 樽で熟成されている際に比較したテイスティングでは、オー・ブリオンはラ・ミッション・オー・ブリオンよりも赤い果実をにじみ出させ、野生のイチゴ、ビルベリー、タバコ、そしてやはり背景にメンソールのほのかな香りで飾られていました。 味わいは非常にフレッシュで、第一印象には張りがあります。 酸味は非常にうまく調整されており、マーマレードとブラッドオレンジのタッチが口の奥ではっきりと感じられます。 このオー・ブリオンには本物のインパクトがあり、他のワインほど魅惑的で滑らかではありませんが、口の中で非常に長い余韻を残します。 15分から20分ほど経つと、オー・ブリオンがますます複雑さを増し、ラ・ミッションが優位であるという私の意見をあざ笑うかのように、ラ・ミッションよりわずかに秀でた印象を与え始めました。オー・ブリオンは、そのライバルである兄弟シャトーよりもわずか 1インチ先を行く実力を持っています。
ワイン・アドヴォケイト:96点
飲み頃:2021 - 2050
最終試飲日:2017/4/1
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