シャトー・オー・ブリオン について
数ある格付けシャトーの中でも非常に長い歴史をもつシャトーが、シャトー・オー・ブリオンです。その歴史は古く1533年にまで遡ります。古くからポンタック家に所有され、ぶどう栽培を始めたことをきっかけに様々なファミリーに受け継がれながらペサック・レオニャン地区において紛れもないトップの座を手に入れることになるのです。
1855年に制定されたメドックの格付け中でシャトー・オー・ブリオンは唯一右岸地区から格付けに選出されました。150年以上が経った今でも、それは変わることなく唯一無二の右岸シャトーとして、そして第1級格付けシャトーとして61シャトーの中にその名を連ねています。
シャトー・オー・ブリオン2018 の特徴・評価
2018年のオー・ブリオンはメルロー 49.4%、カベルネ・ソーヴィニヨン 38.7%、カベルネ・フラン 11.9% でブレンドされています。 深いガーネットがかった紫色をしたこのワインは、複雑な音のメロディーを一度に 1 つずつ放ち始める前に、何度もスワリングする必要があります。耕された土の香り、続いて顕著な甘草の香り、次に砕いた石の香り、そして保存されたプラムの香りが続きます。 最終的には、すべてが力強いクレーム・ド・カシス、ローズオイル、ワイルドブルーベリー、キルシュノートの魅惑的なクレッシェンドとなり、シナモンスティック、トリュフ、スグリのゼリーの静かで永続的なライトモチーフの香りに取って代わられます。 ミディアムからフルボディの味わいは、前述した全ての要素と、それ以上のものをもたらし、堅固で素晴らしく豪華なフレームとシームレスなフレッシュさの中にしっかりと巻かれた黒い果実、赤いベリー、エキゾチックなスパイスの層を明らかにし、壮大な長さと大量の土とミネラルの火花で終わります。 これは奥深く、非常に知的で、多層的な赤ちゃんのようなもので、その素晴らしいポテンシャルを発揮し始めるまでに7?8年はかかり、その後少なくとも40年はセラーに保管する必要があります。 参考までに、1989年のオー・ブリオンをより抑制的に、より純粋に捉えてみるといいと思います。
ワイン・アドヴォケイト:100点
飲み頃:2028 - 2068
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