シャトー・マルゴー について
シャトー・マルゴーは、初めてボルドーで格付けが行われた1855年に、最高ランクにあたる第1級を獲得したシャトーのひとつです。そして第1級の中でもただ1つだけ、ジロンド県のテイスティングで最高得点にあたる20点満点を付与されたのも、このシャトー・マルゴーでした。シャトー・マルゴーは歴史上に多くその名を刻んでいます。18世紀にはルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人が宮廷に持ち込んだことで瞬く間にその魅力を知れ渡したと言われ、その後の19世紀には文豪のヘミングウェイはマルゴーを愛して幾度となくシャトーに滞在、愛娘にその名を贈ったこともあまりに有名な歴史上の出来事として語られています。5大シャトーの中でも最も高貴でエレガントな女性的な味わいと言われるシャトー・マルゴーは、『ボルドーの女王』『ボルドーの宝石』などと称される程、世界中の人々に崇め愛されているのです。
シャトー・マルゴー2000 の特徴・評価
ブラインドでテイスティングした 2000年のシャトー・マルゴーは、ミレニアル世代(1980年代~2000年代前半を指す)のヴィンテージが到達できるクオリティの中でも頂点をのレベルを感じさせてくれました。 際立って深い色合いのブーケは、たっぷりの赤いベリー、クローブ、トリュフの香りとともに、時間の経過とともに現れる杉の香りとともに、飲む人々を魅了します。 香りが開いて空気を含むと、果実の輪郭が暗くなり、カシスやビルベリーの香りが現れます。 味わいはミディアムボディで、繊細なタンニンが特徴です。 このファースト グロースからは計り知れない深みと対称性が伝わってきます。穏やかでありながらもしっかりとしたグリップ力を持つこのワイナリーにとっては非常に男性的です。 完璧さを感じさせる素晴らしいワインです。 何十年も飲み頃が続くので、可能であれば今(2017年)からさらに3?4年は開栓を待ったほうがいいでしょう。
ワイン・アドヴォケイト:99点
飲み頃:2020 - 2060
最終試飲日:2017/3/1
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