セーニャ について
チリワインの名門エラスリス家の当主エデュアルド・チャドウィック氏と、あの「オーパス・ワン」を生んだカリフォルニアワインの父 ロバート・モンダヴィ氏が手を組んで生まれたチリ初のジョイント・ベンチャーです。オーパス・ワンワイナリーを大成させたモンダヴィ氏が、次なる機会を探して乗り込んだ先がチリ。チリは、恵まれたテロワールと気候によって害虫の侵入を受けにくかったことから、19世紀後半から世界中に繁殖し猛威を振るったフィロキセラの被害を一切受けなかった唯一のワイン生産国でした。1990年代以降、目覚ましいワイン造りの品質向上を遂げ、フランスのボルドーやカリフォルニアに匹敵するカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地として広く知られることになりました。そこに着目したモンダヴィが手を組んだのが、1860年代からカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地と称されるアコンカグア・ヴァレーで高品質なぶどうを栽培し続けてきた7代続くエラスリス家。チリのワインを世界に知らしめるべく、手を組んだのです。セーニャの名前の由来は、スペイン語で「ひときわ卓越した印」といった意味を持ち、今日名実ともにチリの卓越したワインの地位を確固たるものにしています。
セーニャ2017 の特徴・評価
カベルネ・ソーヴィニヨン52%、マルベック15%、カルメネール15%、カベルネ・フラン10%、プティ・ヴェルド8%のブレンドで、鮮やかなガーネット・レッドの色調に美しい紫の煌めきが見えます。2017年ヴィンテージのセーニャが放つ魅力的なアロマは、ブルーベリー、チェリーと微かなクローヴ、スミレ、カシスが豊かなペストリーの香りに縁取られ、最後に繊細なリコリスが香ります。味わいはみずみずしく、とてもフレッシュで生き生きとしており、ワインに骨格を与えているタンニンが驚くほど長く個性的な味わいを支え、長い年月にわたる気品ある熟成を可能としています。これは多分、私達がこれまでに造ったセーニャの中で最も完全で決定的なワインの一つであると言えるでしょう。
セーニャ2017 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:96+点
飲み頃:2020 - 2030
最終試飲日:2020/2/29
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