セーニャ について
チリワインの名門エラスリス家の当主エデュアルド・チャドウィック氏と、あの「オーパス・ワン」を生んだカリフォルニアワインの父 ロバート・モンダヴィ氏が手を組んで生まれたチリ初のジョイント・ベンチャーです。オーパス・ワンワイナリーを大成させたモンダヴィ氏が、次なる機会を探して乗り込んだ先がチリ。チリは、恵まれたテロワールと気候によって害虫の侵入を受けにくかったことから、19世紀後半から世界中に繁殖し猛威を振るったフィロキセラの被害を一切受けなかった唯一のワイン生産国でした。1990年代以降、目覚ましいワイン造りの品質向上を遂げ、フランスのボルドーやカリフォルニアに匹敵するカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地として広く知られることになりました。そこに着目したモンダヴィが手を組んだのが、1860年代からカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地と称されるアコンカグア・ヴァレーで高品質なぶどうを栽培し続けてきた7代続くエラスリス家。チリのワインを世界に知らしめるべく、手を組んだのです。セーニャの名前の由来は、スペイン語で「ひときわ卓越した印」といった意味を持ち、今日名実ともにチリの卓越したワインの地位を確固たるものにしています。
セーニャ2019 の特徴・評価
カベルネ・ソーヴィニヨン60%、マルベック21%、カルメネール15%、プティ・ヴェルド4%のブレンドで、紫の輝きのある深く鮮やかなルビー色を呈するセーニャ2019年の香りには、赤や黒のフルーツのアロマと特徴的なフレッシュさがあり、何層にも重なったアロマはコショウ、ディル、ローズマリーと共にコーヒー豆、ペストリーやバニラを思わせます。味わいには、ブルーベリーパイとカシスクリームに加え、摘みたての赤や黒の果実が感じられます。セーニャ2019年は偉大な骨格と複雑性、深い味わいを持った非常にエレガントなワインで、鮮明なフレッシュさと滑らかなタンニンが特徴的です。
セーニャ2019 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:98点
飲み頃:2021 - 2030
最終試飲日:2021/9/1
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