シャトー・マルゴー について
シャトー・マルゴーは、初めてボルドーで格付けが行われた1855年に、最高ランクにあたる第1級を獲得したシャトーのひとつです。そして第1級の中でもただ1つだけ、ジロンド県のテイスティングで最高得点にあたる20点満点を付与されたのも、このシャトー・マルゴーでした。シャトー・マルゴーは歴史上に多くその名を刻んでいます。18世紀にはルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人が宮廷に持ち込んだことで瞬く間にその魅力を知れ渡したと言われ、その後の19世紀には文豪のヘミングウェイはマルゴーを愛して幾度となくシャトーに滞在、愛娘にその名を贈ったこともあまりに有名な歴史上の出来事として語られています。5大シャトーの中でも最も高貴でエレガントな女性的な味わいと言われるシャトー・マルゴーは、『ボルドーの女王』『ボルドーの宝石』などと称される程、世界中の人々に崇め愛されているのです。
シャトー・マルゴー2002 の特徴・評価
2002年のシャトー・マルゴーは、理想通り樽に詰めたときよりもボトルから出したときのパフォーマンスが優れており、このワインは濃密なルビー色を表現し、スタイルは1988年をいくらか彷彿とさせますが、濃度も量もより力強さを備えています。 トリュフ、花、オークと混ざり合った黒系果実の美しくエレガントなノーズが特徴的です。 このワインはミディアムからフルボディで、密度が高く、素晴らしい正確さ、フレッシュさ、印象的なレベルの凝縮感を備えた長くフルボディの余韻が特徴です。
ワイン・アドヴォケイト:93点
飲み頃:2010 - 2030
最終試飲日:2005/4/29
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