シャトー・マルゴー について
シャトー・マルゴーは、初めてボルドーで格付けが行われた1855年に、最高ランクにあたる第1級を獲得したシャトーのひとつです。そして第1級の中でもただ1つだけ、ジロンド県のテイスティングで最高得点にあたる20点満点を付与されたのも、このシャトー・マルゴーでした。シャトー・マルゴーは歴史上に多くその名を刻んでいます。18世紀にはルイ15世の愛妾デュ・バリー夫人が宮廷に持ち込んだことで瞬く間にその魅力を知れ渡したと言われ、その後の19世紀には文豪のヘミングウェイはマルゴーを愛して幾度となくシャトーに滞在、愛娘にその名を贈ったこともあまりに有名な歴史上の出来事として語られています。5大シャトーの中でも最も高貴でエレガントな女性的な味わいと言われるシャトー・マルゴーは、『ボルドーの女王』『ボルドーの宝石』などと称される程、世界中の人々に崇め愛されているのです。
シャトー・マルゴー1995 の特徴・評価
1995年のシャトー・マルゴーは非常に遅く(1997 年 11 月)瓶詰めされました。色は不透明なルビー色です。 香りは、甘草と甘いスモーキーな新樽のアロマがジャミーな黒系果実、甘草、ミネラルと混ざり合っています。 ワインはミディアムからフルボディで、並外れた豊かさ、素晴らしいバランス、そして余韻にしっかりとしたタンニンがあります。 大粒で若々しさがあるにも関わらず、このワインはユーザーフレンドリーで親しみやすいワインです。 これはスリリングなマルゴーであり、骨格ある1996年のヴィンテージよりも常に柔らかく、熟成がいい方向に進んでいるでしょう。今後半世紀にわたってこれら両方のヴィンテージの進化を見守っていくことがとても楽しみなことです。
ワイン・アドヴォケイト:95点
飲み頃:2005 - 2040
最終試飲日:1998/2/23
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