セーニャ について
チリワインの名門エラスリス家の当主エデュアルド・チャドウィック氏と、あの「オーパス・ワン」を生んだカリフォルニアワインの父 ロバート・モンダヴィ氏が手を組んで生まれたチリ初のジョイント・ベンチャーです。オーパス・ワンワイナリーを大成させたモンダヴィ氏が、次なる機会を探して乗り込んだ先がチリ。チリは、恵まれたテロワールと気候によって害虫の侵入を受けにくかったことから、19世紀後半から世界中に繁殖し猛威を振るったフィロキセラの被害を一切受けなかった唯一のワイン生産国でした。1990年代以降、目覚ましいワイン造りの品質向上を遂げ、フランスのボルドーやカリフォルニアに匹敵するカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地として広く知られることになりました。そこに着目したモンダヴィが手を組んだのが、1860年代からカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地と称されるアコンカグア・ヴァレーで高品質なぶどうを栽培し続けてきた7代続くエラスリス家。チリのワインを世界に知らしめるべく、手を組んだのです。セーニャの名前の由来は、スペイン語で「ひときわ卓越した印」といった意味を持ち、今日名実ともにチリの卓越したワインの地位を確固たるものにしています。
セーニャ2009 の特徴・評価
カベルネ・ソーヴィニヨン54%、カルメネール21%、メルロー16%、プティ・ヴェルド6%、カベルネ・フラン3%のブレンドで、色調は自然な成熟を示しながらも、まだ赤い煌めきを保っています。熟れたラズベリーやチェリーの驚くほどフルーティな香りがありながら、開いてくるとスパイシーな香りや微かなオーク、チョコレート、タバコ、シガー・ボックス等が織り成す香りが現れてきます。味わいはまろやかですが、フィニッシュには生き生きとした酸があります。このヴィンテージはしっかりしたストラクチャーとソフトでシルキーな口当たりが輝く完璧に熟したタンニンがあり、素晴らしい重厚感と長い余韻が楽しめます。
セーニャ2009 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:92点
飲み頃:2014 - 2020
最終試飲日:2012/12/27
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