セーニャ について
チリワインの名門エラスリス家の当主エデュアルド・チャドウィック氏と、あの「オーパス・ワン」を生んだカリフォルニアワインの父 ロバート・モンダヴィ氏が手を組んで生まれたチリ初のジョイント・ベンチャーです。オーパス・ワンワイナリーを大成させたモンダヴィ氏が、次なる機会を探して乗り込んだ先がチリ。チリは、恵まれたテロワールと気候によって害虫の侵入を受けにくかったことから、19世紀後半から世界中に繁殖し猛威を振るったフィロキセラの被害を一切受けなかった唯一のワイン生産国でした。1990年代以降、目覚ましいワイン造りの品質向上を遂げ、フランスのボルドーやカリフォルニアに匹敵するカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地として広く知られることになりました。そこに着目したモンダヴィが手を組んだのが、1860年代からカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地と称されるアコンカグア・ヴァレーで高品質なぶどうを栽培し続けてきた7代続くエラスリス家。チリのワインを世界に知らしめるべく、手を組んだのです。セーニャの名前の由来は、スペイン語で「ひときわ卓越した印」といった意味を持ち、今日名実ともにチリの卓越したワインの地位を確固たるものにしています。
セーニャ2018 の特徴・評価
カベルネ・ソーヴィニヨン55%、マルベック18%、カルメネール15%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド5%のブレンドで、深い赤紫の色調を呈し、香りの複雑性には多くの繊細な要素が秘められていて、赤や黒のフルーツと共に花の香りが現れ、顕著な新鮮さを示しています。幾層にもなった香りが姿を現すと、杉、タバコ、ビター・チョコレート、トリュフが香り立ちます。エレガントで張りつめていても、とても魅力的なワインで、ブルーベリーやラズベリーのようなフレッシュでみずみすしい果実味とスパイス、キューバのシガー・ボックスのたっぷりした香りを放っています。何にも増して、セーニャ2018年はパワーとエレガンスの個性的なバランスを持った、人を虜にするような魅力を持ったワインです。セーニャの25年の歴史の中で最も偉大なヴィンテージの一つであると確信しています。
セーニャ2018 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:98点
飲み頃:2021 - 2035
最終試飲日:2020/9/1
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