セーニャ について
チリワインの名門エラスリス家の当主エデュアルド・チャドウィック氏と、あの「オーパス・ワン」を生んだカリフォルニアワインの父 ロバート・モンダヴィ氏が手を組んで生まれたチリ初のジョイント・ベンチャーです。オーパス・ワンワイナリーを大成させたモンダヴィ氏が、次なる機会を探して乗り込んだ先がチリ。チリは、恵まれたテロワールと気候によって害虫の侵入を受けにくかったことから、19世紀後半から世界中に繁殖し猛威を振るったフィロキセラの被害を一切受けなかった唯一のワイン生産国でした。1990年代以降、目覚ましいワイン造りの品質向上を遂げ、フランスのボルドーやカリフォルニアに匹敵するカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地として広く知られることになりました。そこに着目したモンダヴィが手を組んだのが、1860年代からカベルネ・ソーヴィニヨンの聖地と称されるアコンカグア・ヴァレーで高品質なぶどうを栽培し続けてきた7代続くエラスリス家。チリのワインを世界に知らしめるべく、手を組んだのです。セーニャの名前の由来は、スペイン語で「ひときわ卓越した印」といった意味を持ち、今日名実ともにチリの卓越したワインの地位を確固たるものにしています。
セーニャ2020 の特徴・評価
カベルネ・ソーヴィニヨン53%、マルベック25%、カルメネール15%、プティ・ヴェルド7%のブレンドで、深く美しいガーネット・レッドの色調に紫の煌めきがあります。セーニャ2020年は、幾重にも重なったチェリーやラズベリーのような新鮮な赤いフルーツに、スミレの花や心地よいディルとローズマリーのニュアンスが加わった複雑な香りがあり、全てが軽やかな甘いスパイスに縁取られています。味わいには若々しい果実味と、より甘味のあるスパイス、滑らかな樹脂の香りが感じられます。この新鮮でみずみずしいワインには、シルキーで心地よい味わいをもたらすエレガントできめ細かいタンニンがあります。セーニャ2020年ヴィンテージのエレガンスとバランスを秘めた味わいは、たっぷりとした深みのある余韻を湛えています。
セーニャ2020 の受賞歴
ワイン・アドヴォケイト:97点
飲み頃:2023 - 2035
最終試飲日:2023/4/7
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