シャトー・ラフィット・ロートシルト について
1855年のメドック格付け制定の際、第1級に選ばれた4シャトーの中でも最高得点を叩き出し、名実ともにボルドーの最高峰に登り詰めたワインが、このシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
1868年以降、ロスチャイルド(ロートシルトの英語読み)家が当主となり現在までその栄光を守り続けています。現在も5大シャトーの中で最も高値をつけることの多いラフィットはボルドーワインの頂点と認知されています。ラフィットのその名称は、『小高い丘』というフランス語に由来すると言われており、その名の通りポイヤック村とサンテステフ村の境の小高い丘に、美しい庭園とともに聳え立つ荘厳なシャトーです。一部の畑はサンテステフに属する区画ですが、特例としてラフィットの畑だけはポイヤックとして扱われています。
作付面積はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、残りの5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで分け合っています。ファーストラベルに使用されるブドウの平均樹齢はおよそ45年とされ、収穫後区画ごとにタンクに分け、それぞれのコンディションによって異なった手法を用いて緻密に発酵されます。
シャトー・ラフィット・ロートシルト2012 の特徴・評価
2012年ラフィット・ロートシルトのファーストラベルは総生産量の38%に過ぎず、カベルネ・ソーヴィニヨン91%と残りのほとんどがメルローのブレンドです。 非常にスタイリッシュで、エレガントでありながら凝縮感のあるラフィットで、不透明なルビー色、柔らかくよく溶け込んだタンニン、見事に綺麗に溶け込んだオーク、酸味とアルコールを備えています。 ラフィットの2012年は、ふくよかな黒のカシスの果実味が現れます。 このワインはミディアムボディで、2020年から2035年に最盛期に達するはずです。
ワイン・アドヴォケイト:91点
飲み頃:2020 - 2035
最終試飲日:2015/4/30
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