シャトー・ラフィット・ロートシルト について
1855年のメドック格付け制定の際、第1級に選ばれた4シャトーの中でも最高得点を叩き出し、名実ともにボルドーの最高峰に登り詰めたワインが、このシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
1868年以降、ロスチャイルド(ロートシルトの英語読み)家が当主となり現在までその栄光を守り続けています。現在も5大シャトーの中で最も高値をつけることの多いラフィットはボルドーワインの頂点と認知されています。ラフィットのその名称は、『小高い丘』というフランス語に由来すると言われており、その名の通りポイヤック村とサンテステフ村の境の小高い丘に、美しい庭園とともに聳え立つ荘厳なシャトーです。一部の畑はサンテステフに属する区画ですが、特例としてラフィットの畑だけはポイヤックとして扱われています。
作付面積はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、残りの5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで分け合っています。ファーストラベルに使用されるブドウの平均樹齢はおよそ45年とされ、収穫後区画ごとにタンクに分け、それぞれのコンディションによって異なった手法を用いて緻密に発酵されます。
シャトー・ラフィット・ロートシルト2010 の特徴・評価
深いガーネット色をした2010 年のラフィット ロートシルトは、抜栓後すぐには香りは閉じており、時間をかけて開いた後はふくよかなカシス、ベイクドプラム、ボイセンベリーの香りが現れ、チョコレートミント、スミレ、シダーチェスト、鉛筆の芯のミネラル香も現れます。 フルボディが豊かで、ブラックベリーの芳香がぎっしりと詰まっており、素晴らしく熟した粒状のタンニンと美しいフレッシュな岩のようにしっかりとした骨格を持ち、非常に長くミネラル感のある余韻が続きます。 まだまだ若々しい状態です。
ワイン・アドヴォケイト:100点
飲み頃:2025 - 2080
最終試飲日:2020/3/6
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