シャトー・ラフィット・ロートシルト について
1855年のメドック格付け制定の際、第1級に選ばれた4シャトーの中でも最高得点を叩き出し、名実ともにボルドーの最高峰に登り詰めたワインが、このシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
1868年以降、ロスチャイルド(ロートシルトの英語読み)家が当主となり現在までその栄光を守り続けています。現在も5大シャトーの中で最も高値をつけることの多いラフィットはボルドーワインの頂点と認知されています。ラフィットのその名称は、『小高い丘』というフランス語に由来すると言われており、その名の通りポイヤック村とサンテステフ村の境の小高い丘に、美しい庭園とともに聳え立つ荘厳なシャトーです。一部の畑はサンテステフに属する区画ですが、特例としてラフィットの畑だけはポイヤックとして扱われています。
作付面積はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、残りの5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで分け合っています。ファーストラベルに使用されるブドウの平均樹齢はおよそ45年とされ、収穫後区画ごとにタンクに分け、それぞれのコンディションによって異なった手法を用いて緻密に発酵されます。
シャトー・ラフィット・ロートシルト2011 の特徴・評価
80%のカベルネ・ソーヴィニヨンと20%のメルローのブレンドで、2011年のラフィット・ロートシルトはアルコール度12.6%となった(2010年と2009年よりかなり低い)。 深いルビー色、多くの砕石、赤と黒のカシス、林床と下草の香りに、適度なタンニンのミディアムボディで、1999年と 2001年と似たように造られています。 直近のヴィンテージ2008年、2009年、2010年のレベルには達していません。新鮮な酸が、多くの歴代ラフィットが表現するものよりも、いくらか切れ味を与えています。 それにもかかわらず、このヴィンテージにはたくさんの新鮮さと活気があります。
ワイン・アドヴォケイト:(90 - 93)点
飲み頃:未記入
最終試飲日:2012/4/26
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