シャトー・ラフィット・ロートシルト について
1855年のメドック格付け制定の際、第1級に選ばれた4シャトーの中でも最高得点を叩き出し、名実ともにボルドーの最高峰に登り詰めたワインが、このシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
1868年以降、ロスチャイルド(ロートシルトの英語読み)家が当主となり現在までその栄光を守り続けています。現在も5大シャトーの中で最も高値をつけることの多いラフィットはボルドーワインの頂点と認知されています。ラフィットのその名称は、『小高い丘』というフランス語に由来すると言われており、その名の通りポイヤック村とサンテステフ村の境の小高い丘に、美しい庭園とともに聳え立つ荘厳なシャトーです。一部の畑はサンテステフに属する区画ですが、特例としてラフィットの畑だけはポイヤックとして扱われています。
作付面積はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、残りの5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで分け合っています。ファーストラベルに使用されるブドウの平均樹齢はおよそ45年とされ、収穫後区画ごとにタンクに分け、それぞれのコンディションによって異なった手法を用いて緻密に発酵されます。
シャトー・ラフィット・ロートシルト1988 の特徴・評価
ボトリング後7回テイスティングしていますが、いずれも一貫した味わいです。陰気なほど後進的で、かなりの瓶内熟成が必要な1988年のラフィットは古風な印象を感じます。 この深い色のワインは杉、ほのかなハーブ、ドライフルーツ、ミネラル、カシスの特徴的なブーケを表現しています。 非常に濃縮されており、見事に焦点が絞られたフレーバーとふくよかなタンニンが、ラフィットの中でも印象的なヴィンテージとなる可能性があります。
ワイン・アドヴォケイト:94点
飲み頃:2000 - 2035
最終試飲日:1994/10/31
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