シャトー・ラフィット・ロートシルト について
1855年のメドック格付け制定の際、第1級に選ばれた4シャトーの中でも最高得点を叩き出し、名実ともにボルドーの最高峰に登り詰めたワインが、このシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
1868年以降、ロスチャイルド(ロートシルトの英語読み)家が当主となり現在までその栄光を守り続けています。現在も5大シャトーの中で最も高値をつけることの多いラフィットはボルドーワインの頂点と認知されています。ラフィットのその名称は、『小高い丘』というフランス語に由来すると言われており、その名の通りポイヤック村とサンテステフ村の境の小高い丘に、美しい庭園とともに聳え立つ荘厳なシャトーです。一部の畑はサンテステフに属する区画ですが、特例としてラフィットの畑だけはポイヤックとして扱われています。
作付面積はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、残りの5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで分け合っています。ファーストラベルに使用されるブドウの平均樹齢はおよそ45年とされ、収穫後区画ごとにタンクに分け、それぞれのコンディションによって異なった手法を用いて緻密に発酵されます。
シャトー・ラフィット・ロートシルト2002 の特徴・評価
素晴らしい作品であり、このヴィンテージにおいて、ベスト・オブ・ヴィンテージの候補ワインとなるでしょう。ヴィンテージの状態は完全に異なっていましたが、過去のラフィットでは1976年をいくらか思い出させました。
ミディアムウェイトで、ラフィットの典型的なエレガントなスタイルで、黒スグリ、プラム、砕いた岩(ミネラル香)とともに鉛の鉛筆の削りくず、グラファイトの香りが漂います。
素晴らしく純粋且つ濃密で、深いルビー色とたっぷりとした果実味、鮮明さ、そして長い余韻を備えていました。これは崇高でエレガントなラフィット ロートシルトでの典型で、口の中で徐々に出来上がっていき最初の印象よりもさらに力強さと凝縮缶を感じさせてくれます。
ワイン・アドヴォケイト:94点
飲み頃:2008 - 2025
最終試飲日:2005/8/29
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