シャトー・ラフィット・ロートシルト について
1855年のメドック格付け制定の際、第1級に選ばれた4シャトーの中でも最高得点を叩き出し、名実ともにボルドーの最高峰に登り詰めたワインが、このシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
1868年以降、ロスチャイルド(ロートシルトの英語読み)家が当主となり現在までその栄光を守り続けています。現在も5大シャトーの中で最も高値をつけることの多いラフィットはボルドーワインの頂点と認知されています。ラフィットのその名称は、『小高い丘』というフランス語に由来すると言われており、その名の通りポイヤック村とサンテステフ村の境の小高い丘に、美しい庭園とともに聳え立つ荘厳なシャトーです。一部の畑はサンテステフに属する区画ですが、特例としてラフィットの畑だけはポイヤックとして扱われています。
作付面積はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、残りの5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで分け合っています。ファーストラベルに使用されるブドウの平均樹齢はおよそ45年とされ、収穫後区画ごとにタンクに分け、それぞれのコンディションによって異なった手法を用いて緻密に発酵されます。
シャトー・ラフィット・ロートシルト2007 の特徴・評価
ロンドンで毎年開催されるボルドー・インデックス(ファインワイン&スピリッツ)10年熟成ワインのテイスティングで試飲された2007年のラフィットは、エレガントな葉巻箱のブーケ、くすんだ黒い果実、アンティーク・ビューロのタッチがあり、まさに古典的なラフィットです。 味わいはミディアムボディで、上質なタンニン、杉、タバコの香りが黒い果実に溶け込んでおり、クラシックなスタイルで、口の中に残る保守的でありながらしっかりと研ぎ澄まされた後味が特徴的です。まさしく繊細な印象ですが、最も洗練されたワインの 1 つでもあります。洗練されながらも控えめで、個性的なスタイルで熟成するラフィット・ロートシルトそのものです。
ワイン・アドヴォケイト:94点
飲み頃:2019 - 2035
最終試飲日:2017/7/1
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