シャトー・ラフィット・ロートシルト について
メドック格付1級 5大シャトーの筆頭。1855年のメドック格付け制定の際、第1級に選ばれた4シャトーの中でも最高得点を叩き出し、名実ともにボルドーの最高峰に登り詰めたワインが、このシャトー・ラフィット・ロートシルトです。
1868年以降、ロスチャイルド(ロートシルトの英語読み)家が当主となり現在までその栄光を守り続けています。
現在も5大シャトーの中で最も高値をつけることの多いラフィットはボルドーワインの頂点と認知されています。
ラフィットのその名称は、『小高い丘』というフランス語に由来すると言われており、その名の通りポイヤック村とサンテステフ村の境の小高い丘に、美しい庭園とともに聳え立つ荘厳なシャトーです。
一部の畑はサンテステフに属する区画ですが、特例としてラフィットの畑だけはポイヤックとして扱われています。
作付面積はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー25%、残りの5%をカベルネ・フランとプティ・ヴェルドで分け合っています。
ファーストラベルに使用されるブドウの平均樹齢はおよそ45年とされ、収穫後区画ごとにタンクに分け、それぞれのコンディションによって異なった手法を用いて緻密に発酵されます。
シャトー・ラフィット・ロートシルト2021 の特徴・評価
カベルネ比率の高い2021年。外観は艶のある紫がかったガーネットの色調。
グラスから溢れ出す、熟したプラム、ブラックチェリー、カシス等の黒系果実のアロマ。
ダークチョコレート、リコリス、杉、紅茶などの様々なニュアンスが加わり見事に調和した複雑な香りが広がります。
口に含むと広がる、凝縮感のある果実味が特徴の重厚な味わい。
そしてシルキーで豊富なタンニンと上質な酸が全体に優美でグラマラスな印象を持たせています。
気品のある長い余韻は、長期熟成の可能性を示唆しています。
ワイン・アドヴォケイト:96+点
ジェームス・サックリング:97-98点
飲み頃:2031 - 2065
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